
皆さんはノバク・ジョコビッチをご存知でしょうか?

彼はセルビア出身の男子プロテニス選手で、世界ランクはなんと、1位。
グランドスラムは歴代3位の優勝15回。
キャリア・グランドスラム達成者。
史上初キャリアゴールデンマスターズ達成者。
全豪オープン最多・最多連覇の3連覇7回優勝。
ATPワールドツアー・ファイナルを4連覇含む5回の優勝。
マスターズ1000では歴代2位の優勝32回。
2011年にはオープン化以降男子6人目となる4大大会3冠達成。2015年にも達成。
2015年には史上初のATPワールドツアー・マスターズ1000年間6勝、2度目の4大大会3冠を達成。
男子史上3人目となるグランドスラム4大会連続優勝。
肩書を見てもらえば、わかると思いますが
世界最強のテニスプレイヤーと言っても過言ではない選手です!
今日はそんな王者の自伝
ジョコビッチの生まれ変わる食事
について紹介したいと思います。
この本はこんな人にオススメ!
- ジョコビッチの強さの秘訣を知りたい
- グルテンフリーに興味がある
- 自分にあった食事を見つけたい
基本情報
タイトル | ジョコビッチの生まれ変わる食事 |
著者 | ノバク・ジョコビッチ |
出版社 | 扶桑社 |
発売日 | 2018/4/26 |
ページ数 | 239ページ |
内容紹介
たった14日間の簡単な食事プログラムだった!
グルテンフリーの実践的指南で大きな話題を呼んだ。
ベストセラーが新装版でついに復刊!
14日で体重5kg減、そして世界制覇―テニス界絶対王者が語る“人生好転・肉体改造のための設計図”。
第二集団でもがくだけの存在だったプレーヤーは、なぜテニス界絶対王者に君臨することができたのか?
何を、どう食べたらいいのか?
人生好転・肉体改造のための設計図を自らが明かす。
グルテンフリーから食事、睡眠、マインドセットまで
王者に君臨し続けるためのルールを綴った自伝。

グルテン(小麦などに含まれるタンパク質)を14日間だけやめてみて、どういう気分になるか試してみてほしい。
そして、15日目に、パンを少しだけ食べて様子をみてほしい。
体が発する声に耳を傾けてほしい。
王者のルール
彼は本書の中で様々な考えやルール、そして成功の秘訣を語っている。
その核となっているのが、グルテンフリー。
グルテンフリー
グルテンとは:小麦やライ麦、大麦など穀物に含まれているタンパク質。
これがパンに柔らかさを出す「糊(グルー)」の働きである。
つまりグルテンがなければ、ピザを空中に投げることもできないし、くるくると回すこともできない。
世間で健康的だとされている全粒穀物製品も含め、あらゆる小麦製品にはグルテンが含まれている。
つまり、グルテンは私たちが口にする大多数の食物に含まれているということだ。
具体的には、
- パン
- 麺やパスタ
- ケーキ、ドーナッツなどのスイーツ
- 朝食のシリアル
- ビールなどの一部アルコール飲料
ここに挙げたのは一部に過ぎない。
もし手元に加工食品があったら成分表示を見てほしい。十中八九、小麦粉(グルテン)が含まれているだろう。
グルテンの問題
では実際にグルテンのなにが問題なのか?
一部の人の肉体は、まったくグルテンを消化できないので、結果として肉体の反応は苛烈なものとなる。
こういった反応の中でもっとも激しいのがセリアック病と呼ばれるもので、グルテンをまったく受け付けることができないアレルギーだ。
しかし、多くの人はジョコビッチのような程度(グルテン不耐症)だ。

小麦製品に敏感になっていて、多ければ5人に1人は何らかの形でグルテン不耐症をもっているとも言われている。
われわれが摂取するカロリーの20%が小麦から来ているとするなら、私たちのほとんどが大なり小なり恒常的なグルテン反応(体が重かったり、疲れたり、気弱になったり)を経ている可能性が非常に高い。
そして、こういった症状を普段の生活から来ている疲れだと思い込んでいる場合が多いはずだ!
グルテンフリーの利点
グルテンを取り除くことにより、すぐに体重が減少し、エネルギーが増加し、あるいはアレルギーおよびその他の免疫不全が消える可能性すらある。
グルテンをカットすることにより状態が良くなるのは肉体だけではない。
脳の状態も改善されるため、集中力の向上、感情の制御、明晰な判断ができるようになり、今より前向きな考えができるはずだ。
食事
食事に関して大切なことは「ゆっくりと意識的に食べること」だ。
消化には血液が必要である。
私たちが活動しているときには、まさにこの血液が必要なのだ。
もし消火システムがさらに向上し、かつ速くなれば、より早く肉体的活動に戻れ、この肉体的活動においてさらなるパワーを発揮できる。
では、早く食べるとどうなるのか?
胃に食べ物が大きな塊として押し寄せてくるので、得た情報を処理する時間がない。
胃が正しい時期に正しい情報を得られなければ、消化は遅くなる。
体は「もう満腹だ」という信号を出さなくなる。
よって食べ過ぎる。
また、よく噛まないと、唾液に含まれる酵素に口の中にある食べ物を分解させないので、胃が本来しなくてもいい仕事をしなければならなくなる。
つまり食べ物を分解するために、やらなくていいことをやることになる。
だから、ゆっくりと、よく噛んで食べる必要がある。
食事中にしないこと
食事中には、テレビは観ない。
Eメールも見ないし、LINEを送ることもないし、電話で話すこともなく、長々と話すこともない。
そして噛むときには、フォークを目の前に置き、噛み砕くことに集中する。
そしてその間にも、消化の過程はすでに始まっている。
唾液に含まれる酵素が食べ物と混ざり、胃に到達するころには「情報」として形を成している。
これは、誰かに自宅までの道のりを説明するのと同じことだ。
詳細を伝えれば伝えるほど、相手が目的地にたどり着くのが容易になり、時間も短縮できる。
胃や次の段階におけるエネルギーレベルのことを考えると、自分の肉体には時間を無駄にしてほしくない。
オープンマインド
オープンマインド(開かれた思考)で、新しい手段や考えを求めることをやめてはならない。
人生は発展途上にあり、思考と心がともに開けているときのみ、進化できる。
そうでなければ、あなたは簡単に悪い方向へ操られてしまうだろう。
あなた自身だけが、あなたに関する最終的な権威なのだ。
時には何か新しいことを試してみて、自問して自分自身の答えを見つけなければならないときがある。
「これは私に有効なのか?」
自らに対して客観的に分析しなければならないのだ、
そこにはオープンマインドが必要となる。
それができる人は多くない、
いや、ほとんどの人はやろうとすらしない。
感想
僕はグルテンフリーについてもう少し勉強したくて、この本を手に取りました。
以前に読んだグルテンフリーの本のおかげもあり、スラスラと内容が入ってきました。
特に、グルテンが体を蝕む仕組みについては答え合わせをしているような感覚でした。(笑)
ジョコビッチの自伝として書かれていたので、自然と彼の経歴にふれることとなったのですが、
本書には
- 2008年に全豪オープンで初のグランドスラム優勝
- 2010年に食事改善
- 2011年に世界ランク一位
と書かれていました。
この流れを見て、

お前元から強いじゃんw
練習の成果でしょw
と思っていたのですが、読み進めていくうちに彼が本当に言いたかったことを理解しました。
それは、上でも述べた食事の大切さと開かれた思考。
もし、食事を改善していなかったら、ここまで圧倒的な存在になることはできなかったでしょうし、
もし、オープンマインドでなければ、食事改善も強靭なメンタルも手に入れることができなかったでしょう。
彼がこの本で教えてくれたことは実生活にも、ものすごく役に立っています。
僕は本書の影響もありグルテンフリーの生活をしていますが、すこぶる調子がいい。
朝に強くなったし、決まった時間に眠りにつけるようにもなりました。
また、些細なことでイライラしなくなったし、目標に向かって努力し続けることができるようになりました。割とマジで。
世界王者の成功の秘訣や習慣、マインドセットを学べたのは貴重な機会だったと思います。
体に異変があったり、慢性的な疲弊があるかたは是非とも本書を読んで、グルテンフリーの食事をしてみることをオススメします。
1点だけ不満を言うとすれば、ジョコビッチはヨーロッパの人なので、食事メニューに出てくる食材に知らない物が結構ありました。
でも、それを調べて知識が増えたので結果オーライですw
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回も、何卒。
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