こんにちは、ニーチェです。
みなさんは、「沈黙のWebライティング」って聞いたことありますか?
聞いたことが無いという人は先日紹介したので、下の記事を読んでからこの記事をお読みください。
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言わずと知れたSEO対策の金字塔となっている「沈黙のWebライティング」
しかし、600ページと長いので敬遠されている方も多いのではないでしょうか?
この記事は
「沈黙のWebライティングは読みたいけど時間がない」
「Webライティングのコツを徹底的に学びたい」
という方にむけて書いています!
確かに、600ページは長いですよねぇ。
ということで、
今日は、先日紹介した【沈黙のWebライティング】についてブロガー向けに要点をまとめていきたいと思います。
目次
SEO対策
そもそもSEOって?


巷では、こんな言葉が常にささやかれていますが、
「そもそもSEOって何なの?」
そんな人のために、SEOが何なのかについて説明していきます。
「SEO」とは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称であり、Webサイトが検索結果でより多く上位表示させるために行う一連の施策をいう。
辞書的な定義はこうです。
ここでいう検索エンジンとはGoogle様のことです。
日本の検索エンジンは「Yahoo!」と「Google」がシェアを分かち合っていますが、「Yahoo!」はGoogleの検索エンジンの仕組みを採用しています。
つまりSEO対策とは、「検索エンジンから記事に読者を流入させるためにおこなう対策」のことであり、
言い換えると、
「どうすればGoogle様から評価されるサイトや記事を作れるのかを追求する行為」と言えます。
SEO対策がなぜ必要?
SEO対策をすると、検索結果における順位が上がり、Webサイトのアクセス数は増えます。
アクセス数を伸ばすだけならTwitterなどのSNSでサイトについて言及してもらえればいいと考えるかもしれませんが、
「SNS経由」のアクセスよりも「検索エンジン経由」のアクセスのほうが優れている点があります。
その情報を求めている人を集めやすい
検索エンジンを使うユーザーの多くは、自分の疑問に対する「答え」を求めて検索します。
例えば【ダイエット 成功】というキーワードであれば、「ダイエットを成功させるための方法」を知りたいと考えています。
そのため、自分の興味のあるコンテンツが検索結果に表示された際には積極的にアクセスするなど、「検索エンジン経由のアクセス」は能動的なものになります。
一方、「SNS経由のアクセス」はSNSで一方的に情報を発信し、その情報を見つけた人にアクセスしてもらうというものです。
そのため、その情報を求めていないユーザーの目にも触れますので、集まるアクセスは「検索エンジン経由」ほど期待はできません。
継続して集客できる。
検索エンジンでサイトが上位表示されれば、検索順位が下がらない限りは、
検索ユーザーからの継続的なアクセスを期待することが出来ます。
しかし、TwitterなどのSNSは基本的に情報が時系列で並ぶため、
古い情報は新しい情報よりも露出しにくくなります。
その点、検索エンジンの露出は、情報の新しさだけが評価されるのではなく、検索ユーザーがそのコンテンツ(情報)を求めているかどうかという視点で評価されます。
つまり1年前に公開されたコンテンツであっても上位表示され続けることがあるのです。
長期的な視点で見ても、SEO対策がどれだけ大切か見えてきますね!
具体的に何をするべき?
ではSEO対策、Google様から評価されるために、何が必要なのでしょうか?
これを説明する上で欠かせないのがGoogleの理念を理解すること。
次の文章はGoogleが提供している、
「Googleから評価されやすいコンテンツを作るうえでの基本方針」を抜粋したものです。
基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
これを見てわかる通り、Googleはメチャクチャお客様を大切にしています。
つまりGoogleで上位表示されるためには、
Googleを使うユーザーのことを徹底的に考え抜く必要があるのです。
これを理解した上で検索ユーザーの利便性が高いコンテンツを作るにはどうすればいいのでしょうか?
それは検索ユーザーの検索意図にあったコンテンツを作成すること。
具体的にはこれらを意識したコンテンツとなります。
- 検索ユーザーが今まさに抱えている「悩み」や「質問」に対して、「的確な答え」を返しているコンテンツ
- 検索ユーザーが抱えると思われる「悩み」や「質問」を網羅的に取り上げ、「先回り」して答えを返しているコンテンツ
- ほかのサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも素早く答えがわかるコンテンツ
- ほかのサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも見やすい、わかりやすいコンテンツ
- ほかのサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも信頼できるコンテンツ
- どこよりも情報が新しいコンテンツ
実際にGoogleで適当なキーワードを検索してみてください。
上記に合致しているコンテンツが上位表示されるはずです。
これを意識して、利便性の高いコンテンツを作りましょう!
文章を読んでもらうために必要なこと
前章では
それを理解したら、次はそのコンテンツを構成する文章の書き方。
どんなに、良質で新鮮な情報があっても、伝わらなければ意味がない。
この章では、わかりやすくて、読者に読んでもらう為の文章を書く方法について述べていきます。
自分事化による“共感”を誘発する
ここでいう共感とは“相手の感情を自分事として感じること”です。
読み手が共感した文章は、読み手に取っての自分事になるため、

じゃあ、読んだほうがいいな!
という心理になり、文章を読み進めてもらえるようになります。
読み手に共感してもらうためには、自分の感情を伝える必要があります。
自分の感情を伝えるために重要なのは次の2つのポイントです。
- どこが感情表現なのかが、わかりやすいような演出を行う
- その感情は誰の感情なのかが伝わるよう、“感情の発信者”をあきらかにする
①どこが感情表現なのかが、わかりやすいような演出を行う
例えば、僕が記事の冒頭で、感情を表すために「」を用いた演出を行いました。
この記事は
「Webライティングのコツを徹底的に学びたい」
「沈黙のWebライティングは読みたいけど時間がない」
という方にむけて書いています!
カギ括弧を用いることで、その文章は「話し言葉」に見えるため、感情が伝わりやすくなるのです。
また、文末に感情を表す記号を入れることでも、感情表現は演出できます。
PVが1000超えて嬉しい!
美味しそうな食べ物を前にすると幸せな気分になりますよね♪
なんで僕のブログだけ成績がでないんだ・・・
こんな感じで、
「!」や「?」、「♪」、「・・・」などの感嘆符や記号を使ってみるのが効果的です。
②その感情は誰の感情なのかが伝わるよう、“感情の発信者”をあきらかにする
そして、次に大事なのが、“その感情が誰のものなのか?”という「感情の発信者」の明示です。
感情の発信者の人物像が具体的であるほど、その発信者が発する感情は、説得性を持ち、より深く共感されやすくなります。
これはSNSのプロフィールや冒頭の紹介文でも生かせる余地がありますね!
「結論」→「理由」の順を徹底する
Webに載せる文章を書く際に重要なのは、まず最初に「結論」を伝えることです。
結論を先に伝えることにより、読み手は「なぜ、そういう結論になるのだろう?」と理由を知りたくなります。
読み手がそういう気持ちになったところで、ゆっくりと「理由」を述べていけばよいのです。
この順序が逆になってしまうと、記事は途端に読まれにくくなります。
なぜなら、Webで文章を読むほとんどの人は、その記事に自分の欲しい情報があるかどうかがわからないと、すぐに離脱するからです。
とくに検索エンジンからやって来たユーザーの場合、その行動が顕著です。
ユーザーが知りたい情報にたどり着きにくい記事は、すぐに見捨てられ、ユーザーはほかの記事へ移動してしまいます。
検索エンジンかたやって来たユーザーは、自分の質問や悩みを解決するための答えを迅速かつ的確に知りたいからです。
このユーザーの行動心理を念頭においた上で、文章を書く際は「結論」→「理由」の順序を意識しましょう。
冒頭分で伝えたいことをまとめる
「結論」→「理由」の部分でも述べた通り、各章ごとでなくとも記事全体でもそれを体現しましょう。
そのために冒頭分で意識するポイントは5つ
- 記事の更新日の記載
- 記事が“誰に向けて”書かれた記事なのかを書き、読み手の“自分事化”を強める
- 記事に書かれている内容を簡潔に要約
- 目次の設置
①記事の更新日の記載
情報を求める人の多くは“新しい情報”を求めるため、記事の内容が新しい情報であることを明示しましょう。
(設定をいじればすぐにでも出来るので、まだの人は是非!)
②記事が“誰に向けて”書かれた記事なのかを書き、読み手の“自分事化”を強める
これは、上でも説明しましたが、読んでもらう工夫として冒頭分でも意識しましょう。
③記事に書かれている内容を簡潔に要約
Webで記事を読む人たちは、その記事に自分の欲しい情報があるかどうかがわからないと、すぐに離脱してしまいます。
そのため、その記事に何が書かれているのかを冒頭で簡潔にわかりやすく伝えましょう。
④目次の設置
情報量が多い記事の場合、「どこに何が書かれているのか?」がわからないと利便性に欠けてしまいます。
そのため、リンク付きの「目次」を使い、記事で扱う主要な情報を伝え、読み手が求める情報にすぐに移動できるようにしましょう。
文章だけじゃなくてレイアウトも!
文章を読んでもらうためには「見やすさ・読みやすさ」にも配慮をすることが必要不可欠です。
レイアウトの際は次のポイントを意識しましょう
- 改行・行間に気を配り、心地よいリズム感を意識する
- 漢字とひらがなのバランス調整をする
- 指示代名詞を減らす
- 箇条書きを使い要点を整理する
- 文字のサイズや色、強調のルールに気を配る
- マンガ的な演出を意識する
①改行・行間に気を配り、心地よいリズム感を意識する
読みやすい文章を書く際は、必ず改行や行間に気を付けましょう。改行や行間のない文章は非常に読みづらく、どれだけいい内容だとしても、読まれなくなってしまうからです。もしかすると、改行や行間を足すとページが長くなることを心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、その点に関しても心配いりません。Web上には今、縦に長いページがたくさんありますし、スマートフォンでWebを見る人の多くは、縦スクロールの動きに慣れていますので、多少ページが縦に長くなったとしても問題ありません。
読みやすい文章を書く際は、必ず改行や行間に気を付けましょう。
改行や行間のない文章は非常に読みづらく、どれだけいい内容だとしても、読まれなくなってしまうからです。
もしかすると、改行や行間を足すとページが長くなることを心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、その点に関しても心配いりません。
Web上には今、縦に長いページがたくさんありますし、
スマートフォンでWebを見る人の多くは、縦スクロールの動きに慣れていますので、
多少ページが縦に長くなったとしても問題ありません。
明らかに、改行ありのほうが読みやすいですよね!
上のようにならないように、「句点(。)」や「!」「?」などでこまめに改行することをオススメします。
②漢字とひらがなのバランス調整をする
PCやスマホを使って文章を書いていると、ついつい、普段使わないような漢字表記が多くなりがちです。
普段の使わないということは、見慣れない漢字になるわけですから、そういった漢字の使用は「読みにくさ」を感じさせてしまいます。
漢字を使う際には、「その表記は本当に漢字である必要があるのか?」ということを考えるようにしましょう。
③指示代名詞を減らす
いま、スマートフォンを使ってWebの記事を読む人が増えています。
スマートフォンが優れているのは操作性です。
素早く縦にスクロールできるため、スマートフォンでWebページを閲覧していると、無意識のうちに上下にスクロールしたくなります。
ただ、この縦スクロールの動きが曲者です。
なぜなら、記事を読み始めたユーザーが、無意識に縦にスクロールをして、自分が気になる箇所だけ読んでいくことも多いからです。
その場合、注意したい点がひとつあります。
それは、読み手が飛ばし読みするときなどに、
記事の中に出てくる「この」「その」「あの」といった「指示代名詞」が何を示しているのかを理解していないと、
記事の内容がきちんと伝わらない可能性があるということです。
そんなトラブルを防ぐためにも、記事の書き手は、指示代名詞の使い方に気を配るようにしましょう!
※長い主語の場合は、逆に指示代名詞を積極的に使ったほうが読みやすい場合もあります。ケースバイケースと考えてください。
④箇条書きを使い要点を整理する
文章の中に箇条書き(リスト)を使うことで、情報を見やすく整理することができます。
「○○や△△、そして××や□□」などのように、並列表現を多用している場合には、箇条書きを積極的に用いたほうがよいでしょう。
箇条書きには、頭に数字をつける場合と、数字を付けずに黒丸などを用いる場合があります。
このふたつの使い分けとしては、
情報の「総数」が決まってる場合は頭に数字を付けましょう。
これは、頭に数字を付けることで、読み手に「これだけの数を知っておけばいい」ということを伝えることができ、心理的負担を減らすことができるからです。
⑤文字のサイズや色、強調のルールに気を配る
文章を読むということは、文字を目で追うということです。
であれば、文字自体の“見やすさ”にも配慮するべきです。
- フォントの視認性は問題ないか?
- サイズはちょうどいいか?
- 文字の色と背景のコントラストはちょうどよいか?
- 強調には何らかのルールが適用されているか?
特に最後の「強調には何らかのルールが適用されているか?」については信号機のルールを意識してください。
赤→否定・禁止・ネガティブな強調
青→肯定
オレンジ→単純な強調
自分のブログのテーマカラーや雰囲気に沿った、ルールを決めてみてください。
重要なのは、ルールを統一して読者が読みやすいように配慮をすることです!
⑥マンガ的な演出を意識する






表現者と心情を結び付けるには最も効果的な演出なんだ!
・
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と、まあこんな感じでマンガ的な演出を意識してみるのも有効でしょう。
どうしても記事が書けないという人へ
「どうしても記事が書けない!」
「言いたいことがまとまらない。」
「全然筆が進まない。。。」
どうしても記事が書けない時があります。
言葉がなかなか出てこず、「筆が乗らない」時です。
そんなときは、最初からきちんとした記事を書くことを目指さず、以下のような方法を使い、記事の材料を集めるような感覚で、気軽な気持ちで言葉をひねり出してみましょう。
- 思いつく言葉を箇条書きで書き出してみる
- スマートフォンの「音声入力」を用いて、思いつくままの言葉を話し、記録していく
- PCに向かわず、無地の紙にペンを使い、思いつく言葉をドンドン書き出してみる
- 書きたいテーマで、誰かとディスカッションをする
- インプットが足りないとアウトプットはできないため、書くことをあきらめて、書籍などを読む

ディスカッション以外の方法は毎日といっていいほど使用しています!
これらの方法は僕が実験をした結果、メチャクチャ効果が見られたのでオススメします。
おわりに
記事の素になった「沈黙のWebライティング」は600ページにも及ぶので全てはまとめられなかったのですが、
「参考になった部分」と「ブロガーが生かせる部分」を中心にまとめてみました。
当然ですが、本編はもっと内容の濃いものとなっています。
「文章を推敲する方法」
「タイトルのつけ方と効果的な演出」
「SEOに強いライターになるには?」
「効果的なサムネイルのつけ方」
「バズにつながる拡散力のあるコンテンツを作るには?」
など、ここには書けなかった非常に価値ある情報がつまっています!
是非とも買ってほしい読んでほしい。
最後になりますが、この本に出合えて本当に良かったと思います。
Webライティング系やブロガー向けの本の中で一番役にたちました。
みなさんも自身で、「沈黙のWebライティング」と検索して購入してみてください、
損はさせませんよ!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回も、何卒。
ランキングに参加しているので、良かったら、是非ポチっとしてください!