
一番最近ハマったラジオがある。
それが、『神田松之丞 問わず語りの松之丞』
『30分の一人しゃべり』という珍しい番組なのですが、メチャクチャ面白い。
僕は19才ですが、毎週腹を抱えて笑っています。
この記事では『神田松之丞 問わず語りの松之丞』の魅力とオススメの回を紹介していきます!
神田松之丞って誰?


本名:古舘 克彦(ふるたち かつひこ)
生年月日:1983年6月4日ー東京都豊島区出身
日本の講談師。
2007年 3代目神田松鯉に入門。
2012年 二ツ目昇進。
2020年2月には真打昇進とともに、6代目神田伯山を襲名することとなった。
独演会のチケットは即日完売する人気ぶりで、「今、一番チケットが取れない講談師」とも称されている。
自他共に認める天才の様です。
既婚者で、2018年には第一子が誕生しています。
プロレスが好きで、ラジオでもよく例えやエピソードとして用いている。
そもそも講談って?
講談(こうだん)とは、日本の伝統芸能のひとつ。
演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇(はりおうぎ)でそれを叩いて調子を取りつつ、軍記物(軍記読み)や政談など主に歴史にちなんだ読み物を、観衆に対して読み上げる。
Wikipediaー講談より抜粋
よく、落語との違いについて問われていますが、
方式
- 落語→主に会話を聞かせる芸
- 講談→主にナレーションを聞かせる芸
内容
- 落語→架空の人物が登場するフィクション
- 講談→史実を語るノンフィクション
とざっくり説明するとこのような違いがあります。
『神田松之丞 問わず語りの松之丞』
『神田松之丞 問わず語りの松之丞』はTBSラジオで毎週金曜21:30~22:00に放送しているラジオ番組です。

若手人気NO1の講談師、神田松之丞が一人でしゃべる30分番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』。
芸の域にまで高められた「愚痴」と「ボヤキ」がリスナーを大爆笑させる。
『2019年日本民間放送連盟賞』番組部門 ラジオエンターテインメント番組の優秀賞を受賞しているので、公にも認められた凄いラジオなんですよ!
受賞歴を聴くと「高尚なラジオなのかな?」と思ってしまいがちですが、
実際は品性のかけらもない、ED講談師のコンプララジオですw
魅力
このラジオの魅力について紹介していきます。
卓越した話芸
ラジオをたくさん聞いていますが、ここまで”話芸“という言葉がピッタリ合う番組は珍しいですね。
聴けば分かりますが、本当に話芸なんです。(説明下手ですみませんw)
『間の取り方』『声のトーン』『話のリズム』全てが完璧。
ずば抜けている。
描写がオシャレで話が明快、声の通りもよく話が本当に聴きやすい。
お笑い芸人さんとは、違った面白さや上手さがあります。
話芸といってしまうと堅苦しく感じますが、19歳の僕が聴いても腹抱えて笑えるくらい、気軽に聴ける内容になっています。
ずっと悪口
このラジオの8割は悪態と下ネタで成立しています。笑
- 師匠の悪口
- スタッフの悪口
- TV局の悪口
- 共演者の悪口
- ファンの悪口etc…
悪口のオンパレードw
最高峰の技術で悪態をつき、下ネタを言う。
ただの悪口とセクハラを”芸の域”まで昇華させるのも松之丞さんの魅力なんです!
さらに、エゴサーチが日課なので、『自分の悪口をTwitterに書き込んだ奴』を徹底的につるし上げるw
悪口の内容だけでなく発信者の名前も開示するという時代に逆行したファイトスタイルで、悪のカリスマとして君臨している。
TBSラジオのジョーカーとは彼のこと。
奥さんからは『ネトウヨ』と呼ばれているそうです。w
アーカイブが充実
番組内でスポンサーがつかないことをよくネタにしてらっしゃいましたが、そのおかげもあって、過去の放送が全てアーカイブに残っています。
これが本当にありがたい。
ラジオって音源化されることもなければ録音もしづらいので、過去回が聴けないというのが弱点だったのですが、このラジオは初回から最新回まで公式に無料で聴くことができます。
僕がこのラジオを聴き始めたのは半年前くらいですが、アーカイブで遡って、見事、初回から全て聴き終わりました!笑
新規参入がしやすいのも魅力の1つ。
初めて聞く人へ
新規参入がしやすいのですが、初めて聞く人には少し気に留めておいて欲しいことがあります。(特に若者)
落語知識が必要?
松之丞さんは本職が講談師ということもあって、話によく落語や芸能関係の話がでてきて、ついていけないこともたまにあります。
そういう時は、割り切って雰囲気を楽しんでください。笑
全編落語関連ということはほとんどありませんし、知らなくても楽しめるように話して下さるので、
そっち方面に詳しくなくても変に勉強する必要はないので安心してください!
笑い屋に注意
番組内外で何度も取り上げられている笑い屋問題。
この番組は松之丞さんの一人しゃべりで進行していくのですが、笑い屋として「シゲフジ」という方が笑い声を響かせています。
これが「うるさい」「邪魔」「めざわり」という苦情を多く呼び寄せて、
番組開始後2年以上たった今でもその苦情があるようです。
最初は違和感があったり、聴きづらいと感じると思いますが、慣れれば気になりません。
むしろ、”笑いどころ”がよく分かり、話に”勢い”と”リズム”が生まれるので「笑い屋が居たほうがいい」と感じられます。
番組内でも、笑い屋の存在意義について
- 皮肉と毒舌を中和する
- 軽薄な笑い声で毒舌を冗談として流せる
と語っています。
実際、一人しゃべりって大変なんですよね。
「ボケ』『ツッコミ』『話の展開』を全て一人で請け負うのは窮屈ですからね。
まずはコレを聴いて!
初めて聞く方のために予備知識のいらないオススメ回を厳選しました!
『命(いのち)』(2018年9月16日放送分)
グレーなマッサージ店の女性に「あなたエステ猿じゃないの?」と疑われた松之丞。
(何のこっちゃ?という方は前回の放送を聞いてください)
今週はそんなエステ猿こと松之丞が、ささやかな日常を生きる全ての人に向けて「命(いのち)」のお話をします。
この回が2019年日本民間放送連盟賞、ラジオエンターテインメント番組部門で優秀賞を受賞しました。
『日本民間放送連盟賞』は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動の発展を図ることを目的に創設された歴史ある賞。
全国の民放各社から応募された番組と事績を対象に年1回実施され、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰している。
この話は本当にスゴい。
反響もエグかったそうです。
アタマからオチまで圧巻のしゃべりとなっています。
武蔵大学OB・古舘克彦(2018年11月11日放送分)
松之丞が母校、武蔵大学で凱旋公演!
OB、OGに温かく迎えられた松之丞の頭によぎったのは、ダメダメ大学生だったあの頃。
過去を消すことはできないけど、未来はきっと変えられる。
目指せ人間国宝!
自分の出身大学と、大学生活の話です。
今では考えられないくらいイケてないw
それが10数年の時を超えておもしろい!
昼時の牛丼屋にアポ無しインタビューをしに行くという奇行を聴いて
「あ、本当に頭悪かったんだなw」と思いました。
ごんぎつね(栗の呪い)(2019年8月2日放送分)
松之丞が子供の模範となるべき現場で、またまたやらかしました。
そして笑い屋シゲフジも、清野茂樹アナウンサーのプロレス番組『真夜中のハーリー&レイス』(ラジオ日本)にゲスト出演してやらかしました。
詳しくは番組で。
国語の教科書のナレーターに抜擢されるという快挙。
めでたい話かな?と思ったら、とんだ下ネタ展開を見せる。
僕的には2019年で一番おもしろい放送でした!
おわりに
『講談師がやっている』という偏見を捨てて、まずは聴いてみて下さい。
一回聞けばトリコになるはず。
それではまた次回も、何卒。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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