
ついに岩井勇気・初エッセイ「僕の人生には事件が起きない」が発売になりました!
メチャクチャ売れていて、発売日にはAmazonで買えないほどに。
ハライチ岩井勇気、初のエッセイ本『僕の人生には事件が起きない』が発売前の重版に引き続き、更に重版決定しました!!!
三刷!ありがとうございます!!
調子がいい!勢い止めずに宜しくお願いします!#僕の人生には事件が起きない pic.twitter.com/itdD2yjBoD
— 岩井勇気 ハライチ (@iwaiyu_ki) September 27, 2019
ハライチ岩井勇気、初のエッセイ本『僕の人生には事件が起きない』が発売前の重版に引き続き、更に重版決定しました!!!
三刷!ありがとうございます!!
調子がいい!
勢い止めずに宜しくお願いします!
販売開始二日で2回目の増刷が決まるというのは流石ですね。
石田スイ先生ありがとうございます。
すごい並び! https://t.co/K2rYiIzkls— 岩井勇気 ハライチ (@iwaiyu_ki) September 29, 2019
石田スイ先生ありがとうございます。
すごい並び!
あの東京喰種作者:石田スイ先生も購入して読んでいる衝撃。
アニメ好きの岩井さんは相当嬉しかったことでしょうね笑
僕も実際に購入して読みましたが、メチャクチャ面白かった。
内容をほとんど知ってたのに本になると雰囲気が変わって読みごたえがありました。
本当にベストセラーになってもいいくらい、この本はよく出来ています。
あらすじ
岩井さんについては以前記事にしたので、そちらをご覧ください。
日常に潜む違和感に芸人が狂気の牙をむく、
ハライチ岩井の初エッセイ集!
段ボール箱をカッターで一心不乱に切り刻んだかと思えば、組み立て式の棚は完成できぬまま放置。
「食べログ」低評価店の惨状に驚愕しつつ、
歯医者の予約はことごとく忘れ、
野球場で予想外のアクシデントに遭遇する……
事件が起きないはずの「ありふれた人生」に何かが起こる、
人気エッセイがついに刊行!
自筆イラストも満載。
1話完結型のエッセイ集です。
約5ページで1話と短いので非常に読みやすい構成になっています。
内容は岩井さんの日常を描き出し、本当に事件が起きません。笑
ただ、その平凡な日常を解釈や目線を変えることで、メチャクチャ楽しむことが出来る。
エッセイを読むと分かりますが、岩井さんは本当に生きることを楽しんでいる。
事件なんか起きなくても楽しそうに思えてしまう。
そして、文章が上手い。
水のようにスラスラと入ってくる。
- 雑草がうっとうしい話
- 出来の悪い後輩の話
- 物忘れが激しい話
- 段ボールの処理に困った話
- 棚を作れない話
あらすじだけ抜き出すと
「これ本当におもしろいのか?」
と思ってしまいそうなよくある日常を語っているが、岩井さんの眼と文体を通すとそれが滑稽でページをめくる手が止まらなくなってしまう。
言い過ぎかもしれないが、この本は岩井さんの才能だけで成り立っているといっても過言ではない。w
インタビューまとめ
発売に際して様々なインタビューを受けているのですが、
インタビュー記事もおもしろい。
エッセイには書かれなかったお笑いの話や人生観がたっぷりと語られています。
岩井さんがこの本の発行に際して行われたインタビューをまとめておきました↓
是非とも本だけじゃなくコチラも読んでみて下さい。
- マイナビニュース:ハライチ岩井、“腐り”イメージへの反論「みんなは嘘ついている」
- ORICON NEWS:「テレビは立ち食い」…ハライチ岩井の達観と日常こそ狂気の妙
- 新R25:「人生は、何も起きないRPGだ」ハライチ岩井の“平凡な人生”を面白くするマインド
- 日刊大衆:ハライチ・岩井勇気が断言「芸能人も派手な生活ばかりしているわけではない」
おすすめは「新R25」さんの記事です。
記者の方相手に、「お前はモブキャラだ!」はチョットねw
感想

面白すぎて、到着したその日に全部読み切りましたw
文体が優しく、テンポよく話が進むので3時間ほどで読めました!
活字が苦手な人にも本当にオススメできます。
「はじめに」と「おわりに」が最高傑作?!
先日、出版記念イベントが行われたのですが、そこでこんな事をおっしゃっていました。
「一番うまく書けたと思ったのは、前書きとあとがきなんです。
活字苦手だなって人は前書き読んだ後、あとがき読むんで大丈夫です。」
いやそんなこと言っちゃダメでしょw
でも、たしかに『はじめに』と『おわりに』の完成度は高かったですね。
『はじめに』では、この本を発売する経緯に加え、いきなり女性編集者を切りまくるという衝撃の始まり方でしたw
「そんなに言ってあげないで!」ってくらい開始早々に毒を吐きまくるロケットスタート。
でも、僕的ベストバウトは『あんかけラーメンの汁』と『同窓会』の話ですかね。
澤部と僕と
新潮社では連載されなかった、この本の為に書き下ろされた話が2つだけあります。
そのうちの1つであり、エッセイの最終話が『澤部と僕と』
10ページにわたり澤部さんのことを語っていますが、最後に相方を切りまくるw
誰も気付いていない澤部さんの本質と実体を暴き、公開処刑にする様は狂気じみていて、
読後の満足感はとてつもない。
澤部さんを知っていれば知っているほど「ハッ!」とさせられます。
ただ一つはっきりしているのは、お二人相当愛が深いようで。
人生に事件は起きない
この本は多くの人を救ってくれる。
大人になればみんな気付いている「人生に事件なんか起きない」事を。
それを悲観するのではなく、受け入れて楽しんだほうが圧倒的に幸せになれる。
そんな道を示してくれた。
本の中で、こんな風に綴っている。
やはり特別な事件は起こっていないかもしれないが、どうかこれを読んだ後、平々凡々な日常を送っていると思っている人でも、少しでもそれを楽しめるようになってもらえたらと思う。
岩井さんは日常を楽しむコツとして「疑問や違和感を持ち想像を巡らせる事が大切」だと書いていた。
おそらく僕の人生にも事件は起きない。
退屈になったらこの本を読み返してみよう、
日常をおもしろくするヒントがココにはあるから。
おわりに
岩井さんは尖っている。
明らかに。
それに加えて、ハイセンスさが尖った人格や思考を、さらに鋭利に磨き上げているのだろう。
しかし、僕はこの本を読んで思った。
腐り芸人なんて言われているが、岩井さんは腐っていない。
思想の隅々に正しさが見受けられる。
もしそう見えるなら、我々の眼が澱んでいるからだろう。
それではまた次回も、何卒。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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