
今回は両親の離婚の話。
喧嘩
僕の家族は父、母、姉、僕の4人家族でした。
僕が小学校3年生の時から両親の喧嘩が増えた。
いつもの事だと思っていたが、日に日に声が大きくなり、言い争う回数が多くなった。
喧嘩が始まると、僕は寝室に行って寝たフリをする。
喧嘩が酷い時は、お姉ちゃんと相談する日もあった。
「最近、多いよね、でも弟は心配することは無いよ!」
お姉ちゃんは優しかった。自分も辛いし、怖いはずなのに。
別居
喧嘩が続き、家の中で両親が会話しなくなり、僕が中学生になると別居するようになった。
お母さんは僕と姉の夕食を作るために、夕方だけ家に帰って来た。
お母さんは料理が上手。普通に美味しい。
ただ、夕食を作り終わると父親が帰ってくる前にどこかに帰ってしまう。
別居がはじまってから、両親がお互いの悪口(不満)を、言うようになった。
それを聞くのが本当に辛かった。
大好きなお母さんが、大好きなお父さんの悪口を言うのを聞きたくなかった。
大好きなお父さんが、大好きなお母さんの悪口を言うのを聞きたくなかった。
ただお父さんもお母さんも、どちらも辛いだろうから、と思ってなるべく愚痴を聞くようにした。
ときには「離婚したほうがいいんじゃないの?」と軽い感じで離婚を促したりもした。
その時は、それが2人の為だと思ったから。
年が2つ上の姉は高校受験で大変だっただろうに、弱みを見せず、僕を気遣ってくれた。
離婚
離婚した方がいいとずっと思ってた。
お互いの仲を取り持ちながら離婚を遠回しに勧めていた。
インフルエンザになり、学校を休んで病院に行った。
病院の帰りに、母と焼き肉ランチをした。
そこで母から「離婚することになった」と言われた。
僕が中学2年生の冬、両親が離婚した。
ずっと分かってた、もう元の関係には戻らないと知っていた。
離婚を子供が勧めるくらい関係は悪くなってたし、なんとなく察していた。
ただ、実際に離婚すると言われた時、涙が止まらなかった。
僕はごまかそうと必死に焼き肉に食らいついたが、タレが薄まるくらい泣いていた。
大好きな2人にずっと仲良くいて欲しかった。
もっと前にやり直せたかもしれない。
僕がもう少しうまく振舞えていたら、、、
涙が止まらなかった。
離婚してから、母はほとんど家に来なくなった。
父は仕事が忙しく、姉は遅くまで高校の部活があった。
それから1人で夕飯を食べたり、誕生日を1人で過ごすこともあった。
ただ、父は僕と姉を学校に行かせるために一生懸命働いてくれた。
母も時々面倒を見てくれた。
僕が、ただ寂しいという理由で甘えてはいけないと、ずっと思ってた。
みんなで一緒にご飯を食べたかった。
誕生日もクリスマスもお正月も皆で過ごしたかった。
ずっと「全然大丈夫!」といって強がっていたが本当は寂しかった。
中学、高校とずっと大人になった振りをしていたが、本当はまだまだ子供だった。
強がっていたあの頃の自分を思い出すと、今でも泣きそうになります(笑)
自分が辛い思いをした分
ただ、自分が寂しい想いをした分、辛い想いをした分、
将来の僕のお嫁さんや子供には幸せになって欲しいと思っています。
子供にあんな思いさせちゃダメだよ。。。
両親の離婚に悩んでいる君へ
辛いことはあるだろう、親の離婚に限らず、人間関係が上手くいかなかったり、辛い思いをすることはたくさんあるでしょう。
その度に「もうダメだ。」
「死んじゃった方が楽なのかな。」と、思う事もあるでしょう。
苦しみに耐えた分、人は強く優しくなれる。
強くなっているのだと、思えばいい。
将来きっと大切な人を護る力になるはずだ。
僕の好きなマンガの台詞ですが、まさにこの通り。
辛い経験をしてる分だけ、優しくなれる。
だから、辛いことがあっても生きよう。
おわりに
この話だけだと、父も母も完全に悪者ですが、本当はいい人です(笑)
親が離婚して、孤独だったけど、本当に愛情をもって育ててくれたから非行をしたりグレたりせず、19年間生きてこれたので。笑
それではまた次回も、何卒。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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